George Carlinの言葉に思い出させてもらった。
2013年9月18日
George Carlinとは
日本ではあまり馴染みが無いアメリカのコメディアンである。
(1937年5月12日 – 2008年6月22日)
「機関車トーマス」のアメリカ版吹き替えを担当する反面
放送禁止用語を多用しアメリカ合衆国の政治、社会を痛烈に批判することで人気を博していた。
FCC(連邦通信委員会)が公共放送に不適切だと判断した言葉を彼は連呼しまくっていた。
これらは、Shit,Piss, Fuck, Cunt, Cocksucker, Motherfucker, Titsの7つである。
彼の残した手紙にとても、感銘を受けた。
年とってジジィになっても人間らしくありたいと思った
わけのわからん、チューブから飯食って
生きてるんだか死んでるんだかわからん最後なんてのはゴメンだね
近頃は、ビルは高くなったが、皆の気は短くなり、高速道路は広くなったが、皆の視野は狭くなった。
前より金を使ってはいるが、得る物は少なく、以前よりたくさんの物を買っているが、楽しみは少なくなっている。
家は大きくなったが、家庭は小さくなり、より便利にはなっているが、時間は前よりもない。
たくさんの学位を持っても、センスはなく、知識は増えたが、決断することは少ない。
専門家は大勢いるが、問題は増えている。
薬の種類も増えたが、健康状態は悪くなっている。
飲み過ぎ、吸い過ぎ、浪費し、笑うことはとても少ない。
猛スピードで運転し、すぐ怒る。夜更かしをしすぎて、起きたときは疲れすぎて、テレビは長く見るが祈ることはとても稀である。
喋りすぎるが、愛することはあまりに稀であるどころか、憎むことが多すぎる。
生計のたてかたは学んだが、人生を学んではいない。
長生きするようにはなったが、人生を生きてはいない。
月まで行き来できるのに、近所の争いは絶えない。
外世界は支配したが、内世界はどうなのか。
前より大きい規模のことはなしえたが、より善いことはなしえていない。
空気を清浄し、魂を汚し、原子核の世界まで支配したが、偏見は消えない。
沢山書いているが学んではおらず、計画は増えたが、成し遂げられていない。
急ぐことは学んだが、待つことは覚えず、より多くの情報を押さえるためにより多くのコンピューターを作り、コミュニケーションはどんどん減っている。
ファースト・フードで消化は悪く、体はでかいが人格は小さく、利益に夢中で人間関係は薄くなっている。そういう時代である。
収入も増えれば離婚も増え、家は格好良くなったが家庭は壊れている。そんな時代である。
手軽な旅行、使い捨ておむつ、モラルは捨てられ、その場のXX、オーバーウェイトの体、麻薬、ショールームには物が溢れているが、倉庫には何もない。そんな時代だ。
テクノロジーはこの手紙をあなたの元へと届けるが、これを読もうと、ただ「消去」を押そうと、あなたの勝手である。
忘れないでほしい。愛するものと過ごしている時間を。それは永遠には続かないのだ。忘れないでほしい。あなたに畏敬の念を示すに優しい言葉をかけることを。小さき者はやがて巨人になり、あなたから去っていってしまうであろう。
忘れないでほしい。あなたの近しい人に抱擁することを。あなたが与えることができるこの唯一の宝には、一円もかからない。
忘れないでほしい。あなたのパートナーや愛する者に「愛している」と言うことを。心を込めて。あなたの気持ちの奥深くからの接吻と抱擁は、傷をいやしてくれよう。
忘れないでほしい。もう逢えないかもしれない人の手を握り、その時間を慈しむことを。愛し、話し、あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう。
人生は呼吸の数で決まるのではない。どれだけはっとする瞬間があるか、なのだ。
老いないために
1、 ナンセンスな数字は忘れよう。年とか、身長体重。そんなものは医者にだけ考えさせておけばよい。金払ってるんだから。
2、 楽しい友達を大事に。不機嫌にしているやつがいると、あなたまで気が滅入る。
3、 学び続けること。コンピューター、模型、ガーデニング…何でもいい。脳みそを遊ばせておくな。そこには悪魔が宿る。アルツハイマーっていう名前の。
4、 シンプルなことを楽しもう。
5、 沢山笑おう。げらげら。息ができないくらいに。
6、 泣くこともある。耐えて、嘆いたら、前に進め。自分と一生一緒にいるのは、自分だけだ。生きているときは生き生きと。
7、 好きなもので、自分の周りを囲もう。家族、ペット、記念品、音楽、植物、趣味の物、何でもいい。家はあなたが避難できる場所なのだから。
8、 健康を大事に。もし健康状態が良ければ、そのままで。悪かったら、改善して、手に負えなければ、助けを借りればいい。
9、 「罪」の旅はしないこと。モールでも、隣国でも、どんな外国行ってもいいけど、「犯罪」があるところへは行かないこと。
10、愛する人に愛していると伝えよう。ことあるごとに。
そしていつも思い出してほしい。
人生は呼吸の数で決まるのではない。どれだけはっとする瞬間があるか、なのだ。
このメールを最低8人に回さないと・・・そんなの知ったことか。
ジョージ・カーリン
参考:人生において本当に大切なことを教えてくれる、ジョージ・カーリンの言葉/忘れないで、愛する人に「愛している」と伝えることを
実際は、カーリンの言っているようなことばかりではないと、いう人もいるだろう。
しかし少なからず、心当たりはないだろうか?
これを読んで、この言葉を思い出した。
お金で「家」は買えるけれど、
「家庭」は買えない。
お金で「時計」は買えるけれど、
「時間」は買えない。
お金で「ベッド」は買えるけれど、
「快適な睡眠」は買えない。
お金で「本」は買えるけれど、
「知識」は買えない。
お金で「名医」は買えるけれど、
「健康」は買えない。
お金で「地位」は買えるけれど、
「尊敬」は買えない。
お金で「血」は買えるけれど、
「命」は買えない。
お金で「セックス」は買えるけれど、
「愛」は買えない。
本質的に必要なもの大切なものは自分の中とその近くにあるんだなぁと思った昼下がりでした。